清書用 臨書用紙

十五番歌合せ 抜粋 昭和7年模写巻子本
写真では料紙の違いを主体に切り取っていますので、右の歌と左の歌とは歌合せにはなっておりません。ご了承下さい。
歌合せの歌詞についてはこちらをご覧ください。

巻子本 『十五番歌合』 (十一番) 
昭和7年模写-料紙は鳥の子具引ローセン 大丸唐草


                                             水色文字は使用字母 黄色文字は前項に有                 現代語訳

巻子本 『十五番歌合』 (十一番・斎宮女御) 部分
        仲文

(安里阿介乃 徒幾乃比加李遠 末徒保登耳)
      
和可與能以多久 布計爾計留可那
 

(ありあけの 月の光を 待つほどに)
     わが夜のいたく 更けにけるかな



       輔昭

末堂之良奴 布留佐登比止波 計不末天爾
      己武止太乃女之 和禮遠末川良無
 

まだ知らぬ ふるさと人は けふまでに
      来むと頼めし われを待つらむ


十一番       斎宮女御  

古登乃禰耳 美禰乃末川加聲 駕與布奈里
       以都禮能遠夜里 志良部曾女介無

琴の音に 峰の松風 かよふなり
    いづれの尾より しらべそめけむ

夜明け間近の月の姿を待っている間に、我が家の夜はたいそう深まって終たようですよ!
(我が世の夜明け時の月の輝きを待っている間に、私の代は随分と盛りを過ぎててしまったものよ。)





まだ知らないであろう。故郷の人は今日までに来るであろうとあてにさせていた私を、(今も)待っているのだろう。





琴の音色に峰を吹き抜ける松風の音が調和しているようだ、どこの山の尾根から奏で始めたのだろう。
 
さいぐうにょうご
斎宮女御
輔昭(菅原輔昭)  


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