巻子本曼殊院古今 (4寸7分5厘×9尺4寸2分)       
古今和歌集 巻第十七 雑           戻る 曼殊院古今巻子本 一覧へ 
   古今和歌集 小巻子 染紙(両面加工)昭和初期の模写本


濃紺色(のうこん)    
     薄水色(うすみず)
  古筆臨書 巻子本曼殊院古今 第一紙・巻頭見返し  
全長14.3cmx285.5cm の内部分14.3cmx45.5cm
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左側が第一紙の濃紺色。少し灰色がかった紺色の為、燻し紺の様にも見えます。
右側が見返し料紙の薄水色。僅かに灰色味を帯びた淡い水色です。この巻子本は昭和初期の模写本であり、この見返し料紙は装飾料紙としてはあっさりと作られております。
実物は茶色地に金銀泥で水辺の花鳥を描いた装飾料紙と為っております。
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 濃紺色                古筆臨書 巻子本曼殊院古今 第一紙・巻頭見返し (次へ)
部分14.3cmx8.2cm
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濃紺色         薄水色       

古筆臨書 巻子本曼殊院古今 第一紙・巻頭見返し (次へ)
部分14.3cmx15cm
                     使用字母

 わがうへに 露ぞお
 くなる あまの川 
 とわたるふねの か
 いのしづくか
 

 
和可宇部爾 露曾於 
 久那留 安末農川
 東和多流布禰農 加
 伊乃之川具駕
 

左側が第一紙の古今和歌集巻第十七 雑 七十首の文字。
かなり見辛いですが、右側下方に銀泥で水草と鳥が描かれております。
拡大図
     
濃紺色     
古筆臨書 巻子本曼殊院古今 第一紙・巻頭見返し (次へ)

部分14.3cmx5.6cm
   古筆臨書 巻子本曼殊院古今 第一紙・巻頭見返し (次へ)
            部分14.3cmx8cm
                      使用字母

 うれしきを なに
   
つ ま
 につけてむ からごろ

 も たもとゆたかに

(たたましものを)

 

 
宇禮之幾遠 奈仁
   
々 万
 爾川希天武 可良故路 

 裳 太毛止遊多可耳

(堂々末之母乃遠)
 
                      使用字母

 おもふどちまどゐ  

 せるよはからにし
 
 きたたまくをしき

 ものにざりける

 
 
 
於毛不止知万止為  

 世留與波可良仁志
 
 幾堂々末久遠之支

 母乃爾左利計留