仲文集 具引唐紙『孔雀唐草』 (清書用臨書用紙)
具引唐紙 淡黄土『孔雀唐草』 花鳥折枝金銀袷型打 (半懐紙)
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孔雀唐草左上部分 具引唐紙 淡黄土 花鳥折枝金銀袷型打 孔雀唐草とは宝相華の中に羽をたたんで、丸い蓮台の様なものの上に一羽の孔雀が佇んでいる姿を描いているもの。 。 |
仲文集 書 |
右下陰の部分 光の反射の少ない様子 唐草柄も光を反射しなければグレーに見えます。 金銀袷型打も光を失い鈍い色合いです。 |
仲文集 書 縦6寸7分、横1尺5分5厘 具引唐紙『孔雀唐草』黄雲母 第十三紙 (仲文集では切取られた第二紙(断簡)を含めた料紙番号です) 歌番号は仲文集での通し番号 青色文字は使用字母
この歌の詞書;中宮御前より石を包みて是は何ぞとて投げ出させ給へり 61 苔むしてどっしりとした岩となりましょう。小さな石が(何れ年月を経て大きな岩をとなる様に)、私の心もこのように立派にありたいものです。 此の歌の根底には「君が代は千代に八千代に細石の巌となりて苔の生すまで」が潜んでいる。 いはほ 巌;高く突き出た大きな岩。 はらから 細石;小石。細かな石。 ける;前は・・・だったなあ。過去の助動詞「き」に動詞「あり」の付いた「きあり」の約音「けり」で、過去の助動詞「けり」の連用形「ける」となったもの。主実を基に過去を回想する意を表す。 あたら 可惜し;このままにしておくのは惜しい。立派だ。素晴らしい。 対象の立派さ、すばらしさを認め、その素晴らしさに相当する状態にあれば良いのにと思う気持ちを表す。 |
ふぢはらのなかふむ
藤原仲文;三十六人歌仙の一人であるが、その詳細は不明。本集より藤原公任と親交の有ったことが窺えるが、そのことによって歌集に収録されたとも思われる。生年及び没年不詳。
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