仲文集 具引唐紙『孔雀唐草』 (清書用臨書用紙)
具引唐紙 極淡黄土『孔雀唐草』 花鳥折枝金銀袷型打 (半懐紙)
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孔雀唐草左上側部分 具引唐紙 極淡黄土 花鳥折枝金銀袷型打 宝相華の中に孔雀の置物風の柄ですが、左上側部分にはほぼ宝相華のみです。 |
仲文集 書 |
孔雀唐草右下側陰の部分 光の反射の少ない様子 丸い盤の上に佇む孔雀(胴から尾羽部分)。 唐草柄も光を反射しなければグレーに見えます。 金銀袷型打も光を失い鈍い色合いです。 |
仲文集 書 縦6寸7分、横1尺5分5厘 具引唐紙『孔雀唐草』白雲母 第三紙 (仲文集では切取られた第二紙(断簡)を含めた料紙番号です) 歌番号は仲文集での通し番号 青色文字は使用字母
「與」は「与」とすることも。 「爾」は「尓」とすることも。 「个」は「介」とすることも。 み た け さ う じ きんぷせん 御岳精進;奈良県吉野村にある金峰山に登って参詣する物が参詣に先立って行う精進の事を云う。参拝する前に50日〜100日の間精進して身を清めてから参詣する。御岳は修験道の霊地でもある。 にょくらうど 女蔵人;宮中で内侍、命婦に次ぐ下級の女官。主に雑役に従事した。 澪;川や海の底が溝のように深くなっていて水の流れる筋のこと。舟の水路になる。 やまぶ 山踏み;山道を踏みながら進んで行くこと。山越え。山歩き、特に山々の神社を巡拝して廻ることに言う。 ざりけり;・・・ないのだった。助動詞「ず」に動詞「あり」の付いた「ずあり」の約音「ざり」に過去の助動詞「けり」の付いたもの。 くもぢ 雲路;月・星・鳥などが通るからという雲の中の道。 小家;小さい粗末な家。 あ 敢へず;・・・しきれないで。こらえきれない。・・・しようとして出来ない。 思ひきや;思ったであろうか。否、思いもしなかったことだ。「思ふ」の連用形「思ひ」に過去の助動詞「き」及び反語の係助詞「や」の付いたもの。 かけても;少しでも。いささかも。全く。 ゆふだすき 木綿襷;木綿で作った襷。神事に用いる。 まばゆい;気恥ずかしい思いがする。他の華々しいものに対して気おくれがする。 らむ;・・・しているであろう。現在起っていることを疑念を込めて推量する意を表す。 |
ふぢはらのなかふむ
藤原仲文;三十六人歌仙の一人であるが、その詳細は不明。本集より藤原公任と親交の有ったことが窺えるが、そのことによって歌集に収録されたとも思われる。生年及び没年不詳。
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