三十六人集選集 破り継『濃淡ぼかし』(清書用臨書用紙)      戻る 『三十六人集』 粘葉本 一覧へ

三十六人集 破り継 『濃淡ぼかし』 (信明集)     信明集 破り継 『濃淡ぼかし』 書拡大へ破り継料紙の書手本
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破り継・濃淡ぼかし(信明集)   
 
三十六人集 破り継 『濃淡ぼかし』 (信明集) 拡大
 
 
破り継・濃淡ぼかし(信明集)
破り継上側部分の台紙は花唐草、下側部分は花菱です。
光を当てると唐紙柄がよく表れてきます。
 
 
 
三十六人集 破り継 『濃淡ぼかし』 (信明集) 花鳥折れ枝金銀袷型打部分拡大
 
 
破り継・濃淡ぼかし(信明集)
陰部分での見え方です。光が当たらなければこのような見え方に為ります。
 
 



信明集 書手本


三十六人集 破り継 『濃淡ぼかし』 (信明集) 
  破り継(濃淡ぼかし)信明集) 縦6寸7分、横1尺5分5厘 第三紙  田中親美氏模本

歌番号は信明集での通し番号                    青色文字は使用字母
17
 (ゆけどきぬ くれどと)

 まらぬ たび人は、ただしかすが
 の わたりなりけり


18

 ながき夜に きみとふたごの 
 山のなは、あくともしらぬ 秋きりぞ
 たつ

19
 はなかつみ かつ見るひとの 心
 さへ、あさかのぬまに なるぞわびしき

20
   なこそせき なこそのせき
 は ゆきかふと、ひともとがめず
 なのみなりけり

21
 むかしより なにふりつめ
 る しらやまの、くもゐのゆきは
 きゆるよもなく

22
 ゆきかへる 野べにこだかき
 ひめこまつ、これもねの日
 ふたばなりけり



 (由个止起奴 九連登々)

 末良奴 堂日人盤、多々之加寸可
 能 和多利奈利个利

18
 奈可幾夜爾 起見止婦堂己乃
 山乃奈八、安久止毛之良奴 秋支利曾
 堂川

19
 波奈可川美 加徒見留飛止乃 心
 左部、安左可乃奴末仁 奈留曾和日之起

20
   那己曾世起 奈己曾乃世支
 盤 由支可不登、悲止毛止可女須
 奈乃美奈利个利

21
 无可之與利 那爾不利川女
 類 之良也末能、久毛為乃由支八
 幾由留與毛那九

22
 由幾可部留 野部爾己堂可支
 悲免己末川、己連裳年乃日
 不多八奈利个利



 
 「爾」は「尓」とすることも。
 「个」は「介」とすることも。
 「與」は「与」とすることも。


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