具引唐紙料紙(現代のもの。臨書の代用品として利用可能です。)
梅茶色具引唐紙 『高砂』(清書用臨書用紙)          戻る 『三十六人集』 粘葉本 一覧へ
 具引唐紙・梅茶 『高砂紋』 拡大 花鳥折枝金銀袷型打はありません 
梅茶色具引唐紙 『高砂』 花鳥折枝金銀袷型打はありません (半懐紙)


具引唐紙・梅茶 『高砂紋』 中央付近拡大 花鳥折枝金銀袷型打はありません   伊勢集 具引白 『金砂子振』 書拡大へ
白具引料紙の書手本
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 中央部分   
濃い梅茶色具引に白雲母で高砂柄を施したものです。
松葉、竹葉、梅花、鶴、花亀甲紋他。松竹梅と縁起物の鶴亀です。




具引唐紙 『淡金唐紙』 一覧へ
具引唐紙
淡金唐紙
 


具引唐紙・梅茶 『高砂紋』 右下側拡大 花鳥折枝金銀袷型打はありません  
判り辛いですが、金銀で一つの柄になっております。  
 右下側部分
濃い梅茶色具引に白雲母で高砂柄を施したものです。
松葉、竹葉、梅花、鶴、花亀甲紋他。松竹梅と縁起物の鶴亀です。

 


斎宮女御集 具引白 『七宝』 花鳥折枝金銀袷型打 書手本 拡大 
 斎宮女御集 書 縦6寸7分、横1尺5分5厘 (書手本は上記臨書用紙とは別場面です)
 両面加工の料紙を使用して綴じた帖です(見開き)。写真には七宝紋が施してあります。

歌番号は斎宮女御集での通し番号                  青色文字は
使用字母

   世中そむく人のおほかるころ女御
260
 みる人の そむきはてぬる 世中に
 ふるのやしろの みをいかにせむ

   雪いたくひごろふりてきえがてに
   ふるにひろはたのみやより

261
 おもひいでぬ ころふるゆきは したにのみ
 ともまつまにぞ とどこほりける

   わづらひたまふころにて
262
 あわゆきの けぬばかりにて ふるほども
 とふやとまつに かかるなりけり

   もろともにくだり給すずかやまにて
263
 よにふれば 又もこえけり すずか山
 むかしのいまに なるにやあるらむ

   みやの御かへり


264

 すずかやま しづのおだまき もろともに
 ふるにはまさる ことなかりけり

   大殿みそぎにとかや

265
 おほよどの うらたつ
       なみの かへらすは
    かはらぬ松の いろを
          みましや



    世中所武久人乃於保可留己呂女御
260
 美類人乃 曾武支
者天奴留 世中爾
 布留乃也志路乃 美遠以可爾世武

    雪以堂久飛己呂不利天幾衣可天二
    布留爾比呂者堂乃美也與利

261
 於毛比以天奴 己呂不留由支者 之堂仁乃三
 東毛万川末仁曾 登々己本利遣流

    和川良比堂万婦己呂爾天
262
 安者由支能 希奴者可利爾天 布留本止无
 東不也止万川爾 可々流奈利希梨

    毛呂止无爾久多利給春々可也万爾天
263
 與仁布連波 又毛己要希利 寸々加山
 武可之乃以末仁 奈留爾也安留良无

    美也乃御可部利

264
 春々可也末 之徒乃遠堂万支 毛路止无爾
 布流爾者万佐留 己止奈可利遣利

     大殿美所支爾東可也

265
 於保與止能 宇良堂徒
         奈三乃 可遍良須盤
      可者良奴松乃 以呂越
              美末之也


「礼」は「禮」とすることも。
「與」は「与」とすることも。
「爾」は「尓」とすることも。

し づ  おだまき
倭文の苧環;倭文を織るのに用いる苧環のこと。「繰り」や「いやし」などの序詞に用いられる。
倭文は古代の織物の一で、麻、穀物などの横糸を赤や青に染て乱れ模様に織ったもの。倭文織、あやぬの、倭文布、倭文機、しずり、とも。
苧環は紡いだ麻糸を、中が空洞になるように丸く巻き付けたもの。
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