写真をクリックすると拡大画面になります 昭和初期模本
白・夾竹桃具引剥奪唐紙料紙一葉分 ここまで→|
夾竹桃(きょうちくとう) |
巻子本本阿弥切 (古今和歌集巻第十一 恋歌一) 第六紙 解説及び 使用字母へ 清書用 白 |
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具剥奪唐紙『夾竹桃』(元は具引唐紙が経年使用により部分剥落したもので、具引剥奪唐紙ともいう。) 歌番号は元永本古今和歌集での通し番号(歌の一部が異なっている場合も同じ番号で記載) ( )内の歌番号は小松茂美氏監修「本阿弥切古今集」(二玄社発行)の通し番号(類推含む) かな 使用字母 解釈(現代語訳)へ
「爾」は「尓」とすることも。 「與」は「与」とすることも。 現代語訳 解釈 解説及び使用字母へ |
「那久」は歌518 の末尾 一行目は第五紙 繰り返し記号は巧く表記できないので「々」を使用。 解説右側は 使用字母 左側のひらがな中漢字の意味の通じるものは漢字で表記 「无」は「む」としたが、「ん」ともとれる。但し、この頃「ん」という発音表記が有ったかどうかは不明 ○は「し」 □は「之」と思われる ○は「る」 □は「流」と思われる |
なく;歌518の末尾の語。「忘らるる時し無ければ葦田鶴の 思ひ乱れて音をのみぞ鳴く」 (貴方の事を忘れられる時さへ無いので、思い乱れて只々声に出して泣いているばかりですよ。)との意。「葦田鶴の」は枕詞。「音をのみぞ鳴く」の「音鳴く」に掛る。間にある「を」「のみ」「ぞ」はそれぞれ格助詞・特定の意の助詞・強調の係助詞。 ページ |