本阿弥切・巻子本(古今和歌集巻第十 物名歌)見返し部分拡大 写真をクリックすると拡大画面になります 昭和初期模本
青グレー・雲鶴文具引剥奪唐紙料紙第一紙部分
雲鶴(うんかく) |
具剥奪唐紙 『雲鶴』 巻子本 本阿弥切 古今和歌集巻第十 物名歌 解説及び 使用字母へ |
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具剥奪唐紙『雲鶴紋(雲鶴)』(元は具引唐紙が経年使用により部分剥落したもので、具引剥奪唐紙ともいう。) 歌番号は元永本古今和歌集での通し番号(歌の一部が異なっている場合も同じ番号で記載) ( )内の歌番号は小松茂美氏監修「本阿弥切古今集」(二玄社発行)の通し番号(類推) 解釈(現代語訳)へ
「爾」は「尓」とすることも。 「與」は「与」とすることも。 現代語訳 解釈 解説及び使用字母へ
うぐひす;「穿ぐ秘す」の意で、春を隠すことに穴をあける=春を告げる。 ふじはらのあつゆき 藤原致行;詳細不明 ありわらのしげはる 在原滋春;平安時代前期の歌人で、在原業平の次男として、在次君とも云われていた。一説によると「大和物語」の作者であるとも伝えられている。生没年未詳。 やまとものがたり 大和物語;平安時代の物語であるが作者は不詳、951年頃の成立。173編の小説話からなっており、前半部分には伊勢物語の系統(後撰集時代の歌人の贈答歌を中心としたもの)をひいた歌物語から成り立っており、後半の約40編には歌に結び付いた伝説的な説話の集成となっている。その後幾度か増補されている。 |
解説右側は 使用字母 「爾」は「尓」とすることもあり。 「禮」は「礼」とすることもあり。 「與」は「与」とすることもあり。 うつせみ 現人 この世に存在する人。現世。 現臣(うつしおみ) の転じたもの 空蝉は当て字 蝉は地上に出て7日の命、儚い例えに充てられたもの。 鶯;春告げ鳥 春だよとばかりに鳴く ページ ![]() |
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