中扇面(源氏物語) (1尺1寸3分×5寸1分)
源氏物語絵巻風、金銀彩・破り継料紙 赤色系19(燻銀色飛雲ぼかし)
通常の具引唐紙台紙の代わりに源氏物語絵巻の詞書部分を模して、扇面用にアレンジした臨書用紙を台紙として用いた中扇面の破り継料紙になります。清書用で、かな細字用としての装飾料紙となっております。源氏物語の臨書用扇面料紙としてはもちろん、その他これ迄に無い雰囲気の新たな破り継料紙として、作品用の料紙にもご使用になれます。新たな世界観を表す個展用としてのご利用にもお勧めです。平安文化の中での生き様を描いた当時を想定して、雅な世界と心のうらを想像しながら、色々な作品に仕立てて頂けますと幸いです。
清書用です。タイプは色々御座います。
写真は燻銀・飛雲ぼかし(タイプ甲2)で、橙色ぼかし+燻銀色ぼかし+灰桜の地色をしたベースの料紙(=台紙)に赤色系の破り継紙片を継いだ扇面料紙になります。
破り継中扇面(クリアファイル無での見え方) 破り継中扇面 |
||
破り継中扇面 赤色系19(燻銀・飛雲ぼかし) 其のままでの撮影です、上側から左上に掛けての部分は影の為に少し濃く写っております。上弦の薄黒い部分はボカシではなく陰の部分です。 左下側の猩々緋色(明るい紅朱)紙片には金大小切箔金砂子が施されております。右上側の蘇芳色の破り継紙片には金大小切箔金砂子磨出しが施されております。 (手に取って頂ければ陰にある金銀も輝いて見えますす。) |
||
破り継中扇面 参考画像(クリアファイルでの金銀の輝く様子) 破り継中扇面 |
||
破り継中扇面 赤色系15 タイプ甲2参考写真(燻銀・飛雲ぼかし) クリアファイルでの撮影です、上側から左上に掛けての部分は影の為に少し濃く写っております。上弦の薄黒い部分はボカシではなく陰の部分です。 左下側の猩々緋色(明るい紅朱)の部分に金色の芒の輝く様子が確認できます。右上側の蘇芳色の破り継紙片には金砂子磨出し(抱鶴唐草)が施されております。 (実際には下側の明るい部分の見え方と同様で陰にある金銀も輝いて見えますす。) |
||
(クリアファイルで無の撮影です、燻銀色の飛雲ぼかしの発色具合は光の反射と銀泥と煤との混ざり具合によって異なり、色々に見える場合があります。写真では少し淡いので見辛いです。) 金銀の大小切箔にノゲや粗い砂子をあしらって王朝文化と朧げなあやふやさを伴った当時の様子を表現した料紙になります。 橙黄色の霞ぼかしと燻銀色の飛雲ぼかしで、飛雲ぼかしは比較的大きめで棚引く霞雲の様な雰囲気のぼかしです。飛雲ぼかしの位置はタイプ甲1とタイプ甲2とで異なります。 燻銀飛雲ぼかしは源氏物語絵巻に度々現れる表現方法の加工で、遠くに棚引く霞をイメージして描いたものと思われ、当初は銀泥で白銀色に輝いていたと思われます。 |
||
(クリアファイルでの撮影です、燻銀色の飛雲ぼかしの発色具合は光の反射と銀泥と煤との混ざり具合によって異なり、色々に見える場合があります。写真では少し淡いので見辛いです。) 金銀の大小切箔にノゲや粗い砂子をあしらって王朝文化と朧げなあやふやさを伴った当時の様子を表現した料紙になります。破り継紙片には金砂子磨出し『抱鶴唐草』が施されています。 橙黄色の霞ぼかしと燻銀色の飛雲ぼかしで、飛雲ぼかしは比較的大きめで棚引く霞雲の様な雰囲気のぼかしです。飛雲ぼかしの位置はタイプ甲1とタイプ甲2とで異なります。 燻銀飛雲ぼかしは源氏物語絵巻に度々現れる表現方法の加工で、遠くに棚引く霞をイメージして描いたものと思われ、当初は銀泥で白銀色に輝いていたと思われます。 燻銀飛雲ぼかしの付近に見られる白く抜けたような四角は下側にある扇面料紙の銀箔が透けて見えている物です。(一枚の状態では見られませんのでご了承下さい) |
溪雨資料館にて”一部やや難あり”のものを 2200〜3300円(税込)でお分け致しております。数に限りが御座いますのでご了承ください。