中扇面(源氏物語) (1尺1寸3分×5寸1分)                            戻る 破り継料紙・中扇面 『源氏物語絵巻風』 一覧へ  

        源氏物語絵巻風、金銀彩・破り継料紙 黄色系13(三色霞ぼかし)

通常の具引唐紙台紙の代わりに源氏物語絵巻の詞書部分を模して、扇面用にアレンジした臨書用紙を台紙として用いた中扇面の破り継料紙になります。清書用で、かな細字用としての装飾料紙となっております。源氏物語の臨書用扇面料紙としてはもちろん、その他これ迄に無い雰囲気の新たな破り継料紙として、作品用の料紙にもご使用になれます。新たな世界観を表す個展用としてのご利用にもお勧めです。平安文化の中での生き様を描いた当時を想定して、雅な世界と心のうらを想像しながら、色々な作品に仕立てて頂けますと幸いです。

清書用です。タイプは色々御座います。
写真は三色霞ぼかし(タイプ2)で、赤紫色ぼかし+銀灰色ぼかし+蒸栗色の地色をしたベースの料紙(=台紙)に黄色系の破り継紙片を継いだ扇面料紙になります。
蒸栗色;蒸した栗の実の色の意で、ややくすんだクリーム色。


                       

かな書清書用  三椏入り雁皮 染、3色ぼかし又は金銀ぼかしをあしらい金銀の大小切箔箔または粗い砂子を施しております。
粗い砂子のものには、燻銀ボカシも施しております。
箔の上にも墨が乗るよう加工してあります。

                              
破り継中扇面(クリックで部分拡大へ)
装飾料紙 源氏物語絵巻風破り継 中扇面 黄系13 拡大
 (黄系色; 源氏物語絵巻風 )
資料館価格 4180円
中扇面・左側破り継部分(花鳥折枝金型打)
装飾料紙 源氏物語絵巻風破り継 中扇面 黄系13 左端破り継部分拡大
破り継中扇面
 


右側部分拡大へ
装飾料紙 源氏物語絵巻風破り継 中扇面 黄系13 右端破り継部分拡大へ

中央部分拡大へ
装飾料紙 源氏物語絵巻風破り継 中扇面 黄系13 中央台紙部分拡大へ

破り継中扇面
源氏物語絵巻風

この辺りの右寄に銀ノゲ

桜草(芝桜)
蓼・紅葉・柳・蝶々

クリアファイル無での
見え方へ
装飾料紙 源氏物語絵巻風破り継 中扇面 黄系13 クリアファイル無での見え方へ



台紙は源氏物語絵巻風三色ぼかしに金銀大小切箔粗い金銀砂子振り、そして銀ノゲを施したもので、
破り継を行った後更に花鳥折枝金型打ちを施したものとなります。左上側の渋い黄土色の紙片には銀砂子磨出しが施してあります。
台紙の料紙には淡い赤紫色と銀灰色のぼかしが見えます。
 
中扇面・右側破り継部分(花鳥折枝金型打)
装飾料紙 源氏物語絵巻風破り継 中扇面 黄系13 右端破り継部分拡大
破り継中扇面 
 左側部分拡大へ
装飾料紙 源氏物語絵巻風破り継 中扇面 黄系13 左端破り継部分拡大へ

この辺りの左寄に銀ノゲ

中央部分拡大へ
装飾料紙 源氏物語絵巻風破り継 中扇面 黄系13 中央台紙部分拡大へ



破り継中扇面
源氏物語絵巻風



桜草(芝桜)
柳・草藤・蝶・千鳥











赤紫と灰色のぼかしです。やや強く輝いて見えますのが銀の大中切箔です。

写真の中央部に金褐色に見えますのが金小切箔、右側の上方に見えます黄色紙片に施されているのは銀大小切箔となります
黄色味を含んだ濃橙茶色の破り継紙片でアクセントを加えた破り継扇面に仕上げました。
 
破り継中扇面(クリックでもとの一覧画面へ)
装飾料紙 源氏物語絵巻風破り継 中扇面 黄系13 台紙料紙ぼかし部分拡大(タイプ2)破り継中扇面(台紙部分)  
 

上側中央から左側に金褐色に鈍く見えますのが金大小切箔砂子です。写真の下の方に点々と見えますのが金銀の小切箔です。

左下側の銀小切箔砂子ノゲの撒いてある部分から、右上側の方に見える白く光っておりますのが銀大小切箔砂子ノゲになります。
銀ノゲは二ヶ所に見えますが、写真中央左側よりに鈍い銀色で見えているのと、右端上側に光っているのが有ります。
赤紫と銀灰色のぼかしに地色は淡い蒸栗色で施されております。
 
破り継中扇面(クリアファイル無での見え方)
装飾料紙 源氏物語絵巻風破り継 中扇面 黄系13 クリアファイル無での見え方 拡大
破り継中扇面 
破り継中扇面 黄色系13(三色霞ぼかし)
其のままでの撮影です、上側から右上に掛けての部分は影の為に少し濃く写っております。上弦の薄黒い部分はボカシではなく陰の部分です。
(実際には下側の明るい部分の見え方と同様で陰にある金銀も輝いて見えますす。)
銀灰色のぼかしと赤紫色のぼかしで見えるものをうっすらと覆い隠してしまう朧霞の様な雰囲気のぼかしです。
金銀の大小切箔にノゲや粗い砂子をあしらって王朝文化と朧げなあやふやさを伴った当時の様子を表現した料紙になります。
霞ぼかしは源氏物語絵巻に度々現れる表現方法の加工ですが、書き易さを求めて金銀彩の量は実際の絵巻物よりも少な目にしてノゲの数は随分減らしております 。
 
破り継中扇面(クリアファイルでの見え方・金銀の輝く様子)
装飾料紙 源氏物語絵巻風破り継 中扇面 黄系13 金銀の輝く様子 拡大
破り継中扇面
  
 破り継中扇面 黄色系13(三色霞ぼかし)
(クリアファイルでの撮影です、銀灰色のぼかしと赤紫色のぼかしで見えるものをうっすらと覆い隠してしまう朧霞の様な雰囲気のぼかしです。)
左上側の黄土色の紙片には銀大小切箔及び銀砂子磨出しが施されております。銀ノゲの少し後ろ側部分には極淡い銀灰色ぼかしが施されています。
(磨出しの柄は菱唐草ですが、紙片が小さいので実際には柄の確認は出来ません。)
見えている花鳥折枝金型打の柄は、桜草(芝桜)・柳・草藤・紅葉・蓼・蝶・千鳥になります。
 破り継中扇面(クリアファイルでの様子)
装飾料紙 源氏物語絵巻風破り継 中扇面 黄系13 燻銀・飛雲ぼかし 金銀の輝く様子
 破り継中扇面
 破り継中扇面 黄色系13


燻銀・飛雲ぼかし部分
橙色+燻銀+蒸栗
(=霞+飛雲+地色)


花鳥折枝金型打




紅葉
柳・蝶々・千鳥


柳の右下側には
燻銀・飛雲ぼかし
更に右上端に
橙色の霞ぼかし




破り継中扇面 黄色系13 (燻銀・飛雲ぼかし)
(クリアファイルでの撮影です、燻銀色の飛雲ぼかしの発色具合は光の反射と銀泥と煤との混ざり具合によって異なり、色々に見える場合があります。写真では少し淡いので見辛いです。)
金銀の大小切箔にノゲや粗い砂子をあしらって王朝文化と朧げなあやふやさを伴った当時の様子を表現した料紙になります。
橙黄色の霞ぼかしと燻銀色の飛雲ぼかしで、飛雲ぼかしは比較的大きめで棚引く霞雲の様な雰囲気のぼかしです。
燻銀飛雲ぼかしは源氏物語絵巻に度々現れる表現方法の加工で、遠くに棚引く霞をイメージして描いたものと思われ、当初は銀泥で白銀色に輝いていたと思われます。 
   
 破り継中扇面(クリアファイル無での様子)
装飾料紙 源氏物語絵巻風破り継 中扇面 黄系13 燻銀・飛雲ぼかし クリアファイル無での見え方
 破り継中扇面
 破り継中扇面 黄色系13


燻銀・飛雲ぼかし部分
橙色+燻銀+蒸栗
(=霞+飛雲+地色)


花鳥折枝金型打



桜草(芝桜)
蓼・紅葉・柳・蝶々
千鳥

橙色の霞ぼかしの間に
燻銀・飛雲ぼかし







破り継中扇面 黄色系13 (燻銀・飛雲ぼかし)
(クリアファイル無での撮影です、燻銀色の飛雲ぼかしの発色具合は光の反射と銀泥と煤との混ざり具合によって異なり、色々に見える場合があります。写真では少し淡いので見辛いです。)
金銀の大小切箔にノゲや粗い砂子をあしらって王朝文化と朧げなあやふやさを伴った当時の様子を表現した料紙になります。
橙黄色の霞ぼかしと燻銀色の飛雲ぼかしで、飛雲ぼかしは比較的大きめで棚引く霞雲の様な雰囲気のぼかしです。
燻銀飛雲ぼかしは源氏物語絵巻に度々現れる表現方法の加工で、遠くに棚引く霞をイメージして描いたものと思われ、当初は銀泥で白銀色に輝いていたと思われます。 
   



溪雨資料館にて”一部やや難あり”のものを 2200〜3300円(税込)でお分け致しております。数に限りが御座いますのでご了承ください。