中扇面(源氏物語)　（１尺１寸３分×５寸１分）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　源氏物語絵巻風、金銀彩・破り継料紙　青色系１７(燻銀・青金飛雲ぼかし)

通常の具引唐紙台紙の代わりに源氏物語絵巻の詞書部分を模して、扇面用にアレンジした臨書用紙を台紙として用いた中扇面の破り継料紙になります。清書用で、かな細字用としての装飾料紙となっております。源氏物語の臨書用扇面料紙としてはもちろん、その他これ迄に無い雰囲気の新たな破り継料紙として、作品用の料紙にもご使用になれます。新たな世界観を表す個展用としてのご利用にもお勧めです。平安文化の中での生き様を描いた当時を想定して、雅な世界と心のうらを想像しながら、色々な作品に仕立てて頂けますと幸いです。

清書用です。タイプは色々御座います｡
写真は青金/燻銀・飛雲ぼかし(タイプ乙１)で、青金色飛雲ぼかし+燻銀色飛雲ぼかし+水灰の地色をしたベースの料紙(=台紙)に青色系の破り継紙片を継いだ扇面料紙になります。青金色(三分色金色=渋黄緑金色)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

かな書清書用　　三椏入り雁皮　染、3色ぼかし又は金銀ぼかしをあしらい金銀の大小切箔箔または粗い砂子を施しております。 粗い砂子のものには、燻銀ボカシも施しております。箔の上にも墨が乗るよう加工してあります。

破り継中扇面（クリックで部分拡大へ） 　（青系色；　源氏物語絵巻風　） 資料館価格　４１８０円

中扇面・左側破り継部分（花鳥折枝金型打） 破り継中扇面   右側部分拡大へ この辺りの右側に銀ノゲ 中央部分拡大へ 破り継中扇面 源氏物語絵巻風 桜草(芝桜) 紅葉・草藤・柳・蓼 光を受けて金銀の 輝く様子へ

台紙は源氏物語絵巻風三色ぼかしに金銀大小切箔粗い金銀砂子振り、そして銀ノゲを施したもので、 破り継を行った後更に花鳥折枝金型打ちを施したものとなります。右下側の明るい空色の紙片には金中小切箔が施してあります。 台紙の料紙には淡い銀灰色で少し小さめの飛雲ぼかしが見えます。

中扇面・右側破り継部分（花鳥折枝金型打） 破り継中扇面   左側部分拡大へ 中央部分拡大へ 破り継中扇面 源氏物語絵巻風 草藤・千鳥・芒 紅葉・柳・蓼・蝶

青金と燻銀色の飛雲ぼかしです。やや強く輝いて見えますのが銀の大中切箔です。 左上隅に金色に見えますのが金中切箔、中央付近に金小切箔､左上側の方に見えます水色紙片に施されているのは銀大切箔砂子となります 銀ノゲはこの写真からは確認出来ません。

破り継中扇面（クリックでもとの一覧画面へ） 破り継中扇面（台紙部分）

上側に白色に光って見えますのが銀小切箔､中央付近に固まって見え金色に光っておりますのが金大切箔になります。 銀ノゲは一寸見えにくいのですが、写真左側中央付近と右側中央付近とに鈍い銀色で微かに光っているのが確認出来ます。 燻銀・飛雲ぼかしが十ヶ所、青金・飛雲ぼかしが三ヶ所確認出来ます。 燻銀色と青金色の飛雲ぼかしに地色は淡い灰紫色で施されております。

破り継中扇面(光を受けて金銀の輝く様子)

破り継中扇面　青色系１７（青金/燻銀・飛雲ぼかし） （クリアファイルでの撮影です、燻銀・飛雲ぼかしの発色具合は光の反射と銀泥と煤との混ざり具合によって異なり、色々に見える場合があります。） こちらの青金は三分色の金色(渋黄緑金色)ですが、金銀箔の輝きを写そうとすると見えなくなってしまいます。燻銀の飛雲ぼかしは淡白色に辛うじて確認できます。 燻銀飛雲ぼかしは源氏物語絵巻に度々現れる表現方法の加工で、遠くに棚引く霞をイメージして描いたものと思われ、当初は銀泥で白銀色に輝いていたと思われます。

破り継中扇面(クリアファイル無での見え方)

破り継中扇面　青色系１７（青金/燻銀・飛雲ぼかし） （其のままでの撮影です、燻銀・飛雲ぼかしの発色具合は光の反射と銀泥と煤との混ざり具合によって異なり、色々に見える場合があります。） こちらの青金は三分色の金色(渋黄緑金色)で銀泥に金色コーティグする際に少し青味の在る金色にすることで渋い黄緑金色に見える青金色です。 燻銀飛雲ぼかしは源氏物語絵巻に度々現れる表現方法の加工で、遠くに棚引く霞をイメージして描いたものと思われ、当初は銀泥で白銀色に輝いていたと思われます。

破り継中扇面(青金飛雲ぼかし部分の拡大) 破り継中扇面   破り継中扇面　青色系17 青金飛雲ぼかし部分 青金色(三分色金色) (=渋黄緑金色) 花鳥折枝金型打の 輝く様子 草藤・蓼 柳・紅葉・水引 中央付近銀ノゲの下側は 燻銀飛雲ぼかし 別位置飛雲ぼかし 青色系18(ﾀｲﾌﾟ１)へ 破り継中扇面　参考　青色系１７（タイプ乙１；青金/燻銀・飛雲ぼかし）地色は薄い灰紫色 （其のままでの撮影です、燻銀・飛雲ぼかしの発色具合は光の反射と銀泥と煤との混ざり具合によって異なり、色々に見える場合があります。） 青金・燻銀の飛雲ぼかしも光を受ければ微かに輝いて見えます。花鳥折枝金型打もちゃんと輝いて見えますのでご心配なく。 青金/燻銀・飛雲ぼかしの飛雲の位置はタイプ１とタイプ乙１とで異なります。

破り継中扇面(青金飛雲ぼかし部分の拡大) 破り継中扇面   破り継中扇面　青色系17 青金飛雲ぼかし部分 青金色(三分色金色) (=渋黄緑金色) 花鳥折枝金型打の 輝く様子 草藤・蓼 柳・紅葉・水引 中央付近銀ノゲの下側は 燻銀飛雲ぼかし 青色系６(ﾀｲﾌﾟ乙２)へ 青色系13(ﾀｲﾌﾟ乙３)へ 破り継中扇面　参考　青色系１７（タイプ乙１；青金/燻銀・飛雲ぼかし）地色は薄い灰紫色 （其のままでの撮影です、燻銀・飛雲ぼかしの発色具合は光の反射と銀泥と煤との混ざり具合によって異なり、色々に見える場合があります。） 青金・燻銀の飛雲ぼかしも光を受ければ微かに輝いて見えます。花鳥折枝金型打もちゃんと輝いて見えますのでご心配なく。 青金/燻銀・飛雲ぼかしの飛雲の位置はタイプ１とタイプ乙１とで異なります。

溪雨資料館にて”一部やや難あり”のものを　２２００〜３３００円（税込）でお分け致しております。数に限りが御座いますのでご了承ください。