中扇面(源氏物語) (1尺1寸3分×5寸1分)                            戻る 破り継料紙・中扇面 『源氏物語絵巻風』 一覧へ  

        源氏物語絵巻風、金銀彩・破り継料紙 紫色系14(三色霞ぼかし)

通常の具引唐紙台紙の代わりに源氏物語絵巻の詞書部分を模して、扇面用にアレンジした臨書用紙を台紙として用いた中扇面の破り継料紙になります。清書用で、かな細字用としての装飾料紙となっております。源氏物語の臨書用扇面料紙としてはもちろん、その他これ迄に無い雰囲気の新たな破り継料紙として、作品用の料紙にもご使用になれます。新たな世界観を表す個展用としてのご利用にもお勧めです。平安文化の中での生き様を描いた当時を想定して、雅な世界と心のうらを想像しながら、色々な作品に仕立てて頂けますと幸いです。

清書用です。タイプは色々御座います。
写真は三色霞ぼかし(タイプ2)で、赤紫色ぼかし+銀灰色ぼかし+灰紫の地色をしたベースの料紙(=台紙)に紫色系の破り継紙片を継いだ扇面料紙になります。


                       

かな書清書用  三椏入り雁皮 染、3色ぼかし又は金銀ぼかしをあしらい金銀の大小切箔箔または粗い砂子を施しております。
粗い砂子のものには、燻銀ボカシも施しております。
箔の上にも墨が乗るよう加工してあります。

                              
破り継中扇面(クリックで部分拡大へ)
装飾料紙 源氏物語絵巻風破り継 中扇面 紫系14 拡大
 (紫系色; 源氏物語絵巻風 )
資料館価格 4180円
中扇面・左側破り継部分(花鳥折枝金型打)
装飾料紙 源氏物語絵巻風破り継 中扇面 紫系14 左端破り継部分拡大
破り継中扇面
 
 右側部分拡大へ
装飾料紙 源氏物語絵巻風破り継 中扇面 紫系14 右端破り継部分拡大へ

この辺りの右側に銀ノゲ

中央部分拡大へ
装飾料紙 源氏物語絵巻風破り継 中扇面 紫系14 中央台紙部分拡大へ

破り継中扇面
源氏物語絵巻風

桜草・柳・蝶々・千鳥
紅葉


クリアファイル無での
見え方へ
装飾料紙 源氏物語絵巻風破り継 中扇面 紫系14 金銀箔の輝く様子へ





台紙は源氏物語絵巻風三色ぼかしに金銀大小切箔粗い金銀砂子振り、そして銀ノゲを施したもので、
破り継を行った後更に花鳥折枝金型打ちを施したものとなります。破り継部分左下側の藤色の紙片には銀大小切箔が施してあります。
台紙の料紙には淡い古代紫色(鈍い赤紫色)と灰色のぼかしが見えます。(クリアファイルに挟んでの撮影です、色見は若干鈍くなります)
 
中扇面・右側破り継部分(花鳥折枝金型打)
装飾料紙 源氏物語絵巻風破り継 中扇面 紫系14 右端破り継部分拡大
破り継中扇面 
 左側部分拡大へ
装飾料紙 源氏物語絵巻風破り継 中扇面 紫系14 左端破り継部分拡大へ

中央部分拡大へ
装飾料紙 源氏物語絵巻風破り継 中扇面 紫系14 中央台紙部分拡大へ





破り継中扇面
源氏物語絵巻風

この辺りの右側に銀ノゲ

千鳥
柳・紅葉・草藤
蝶々






古代紫色(鈍い赤紫色)と銀灰色の淡いぼかしで、地色は極淡い灰紫色です。白銀色に鈍く輝いて見えますのが銀大中小切箔です。

下側に点々と鈍い金色に見えますのが金小切箔、下側の方に見えます淡い青紫色紙片には銀砂子磨出しが施されています。
銀ノゲは随分と見えにくいのですが、写真中央下側やや左辺りに微かに確認出来ます(写真中央部分やや左寄りの銀大切箔の左側)。
 
破り継中扇面(クリックでもとの一覧画面へ)
装飾料紙 源氏物語絵巻風破り継 中扇面 紫系14 台紙料紙ぼかし部分拡大破り継中扇面(台紙部分)  
 

中央上側左端部分に微かに金色に輝いて見えますのが金砂子です。写真の右下隅の方に点々と見えますのが金の小切箔です。

上側に金褐色に見えますのが金大小切箔、その右側にパラリと散って見え鈍く光っておりますのが銀大中小切箔ノゲになります。
銀ノゲは写真中央やや左下付近と反対側の右上端に鈍い銀色で微かに光っているのが確認出来ます。
古代紫色と銀灰色の淡いぼかしに地色は淡い灰紫色で施されております。花鳥折枝金型打は紅葉・千鳥・草藤・柳・蓼です。
(写真では輝いておりませんが、光を受けると金色に輝いて見えます。)
 
破り継中扇面(クリアファイル無での見え方)
装飾料紙 源氏物語絵巻風破り継 中扇面 紫系14 クリアファイル無での見え方
破り継中扇面・紫色系14(台紙は源氏物語絵巻風三色ぼかし) 古代紫+灰色+灰紫 
銀砂子磨出しは純銀の非常に細かい粉状の砂子を蒔いて、版木の上から柄だけを鏡面状に磨いて柄出しした物になりますが、
破り継ではその料紙の一部を使用する為、写真の様に柄の一部分しか見えないことも在ります。磨出しの柄は『抱鶴唐草』
 
破り継中扇面(クリアファイル無での金銀の輝く様子)
装飾料紙 源氏物語絵巻風破り継 中扇面 紫系14 金銀の輝く様子
破り継中扇面・紫色系14(台紙は源氏物語絵巻風三色ぼかし) 古代紫+灰色+灰紫 
(クリアファイル無での撮影です、銀灰色ぼかしの発色具合は光の反射と銀泥とグレー色との混ざり具合によって異なり、色々に見える場合があります。)
銀灰色のぼかしですが、金銀箔の輝きを写そうとすると鈍い輝きさへも見えなくなってしまいます。銀灰色のぼかしは淡い灰色に辛うじて確認できます。
霞ぼかしは源氏物語絵巻に度々現れる表現方法の加工で、近くでぼんやりと霞む霧か靄をイメージして描いたものと思われ、
当初は銀泥で白銀色に輝いていたと思われます。(光の熱で料紙がカールしてしまって見苦しくなっております)
  
破り継中扇面(古代紫と銀灰色の霞ぼかし部分の拡大)
装飾料紙 源氏物語絵巻風破り継 中扇面 紫系14 (タイプ2) 古代紫・銀灰色ぼかし部分の拡大
破り継中扇面 
 破り継中扇面 紫色系14



三色霞ぼかし部分
銀ノゲの奥には
銀灰色のぼかし
上端中央付近と左隅には
赤紫色ぼかし


花鳥折枝金型打


千鳥
草藤・柳・紅葉
蝶々


破り継中扇面 参考 紫色系13(三色霞ぼかし)地色は薄い灰紫色
(其のままでの撮影です、銀灰色霞ぼかしの発色具合は光の反射と銀泥と煤との混ざり具合によって異なり、色々に見える場合があります。)
銀灰色の霞ぼかしも光を受ければ極微かに輝いて見えます。花鳥折枝金型打もちゃんと輝いて見えますのでご心配なく。
   



溪雨資料館にて”一部やや難あり”のものを 2200〜3300円(税込)でお分け致しております。数に限りが御座いますのでご了承ください。