中扇面(源氏物語)　（１尺１寸３分×５寸５厘）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　源氏物語絵巻風、金銀彩・破り継料紙　赤色系４(三色霞ぼかし)

通常の具引唐紙台紙の代わりに源氏物語絵巻の詞書部分を模して、扇面用にアレンジした臨書用紙を台紙として用いた中扇面の破り継料紙になります。清書用で、かな細字用としての装飾料紙となっております。源氏物語の臨書用扇面料紙としてはもちろん、その他これ迄に無い雰囲気の新たな破り継料紙として、作品用の料紙にもご使用になれます。新たな世界観を表す個展用としてのご利用にもお勧めです。平安文化の中での生き様を描いた当時を想定して、雅な世界と心のうらを想像しながら、色々な作品に仕立てて頂けますと幸いです。

清書用です。タイプは色々御座います｡
写真は三色霞ぼかし(タイプ２)で、赤紫色ぼかし+銀灰色ぼかし+灰桜の地色をしたベースの料紙(=台紙)に赤色系の破り継紙片を継いだ扇面料紙になります。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

かな書清書用　　三椏入り雁皮　染、3色ぼかし又は金銀ぼかしをあしらい金銀の大小切箔箔または粗い砂子を施しております。 粗い砂子のものには、燻銀ボカシも施しております。箔の上にも墨が乗るよう加工してあります。

破り継中扇面（クリックで部分拡大へ） 　（赤系色；　源氏物語絵巻風　） 資料館価格　４１８０円

中扇面・左側破り継部分（花鳥折枝金型打） 破り継中扇面   右側部分拡大へ 中央部分拡大へ 破り継中扇面 源氏物語絵巻風 この辺りの右側に銀ノゲ 松枝・草藤・蝶・千鳥 薄・女郎花 クリアファイル無での 見え方へ

台紙は源氏物語絵巻風三色ぼかしに金銀大小切箔粗い金銀砂子振り、そして銀ノゲを施したもので、 破り継を行った後更に花鳥折枝金型打を施したものとなります。右下側の深緋色の紙片には金小切箔と粗い金砂子が施してあります。 台紙の料紙には淡い赤紫色と灰色のぼかしが見えます（クリアファイルに挟んでの撮影です、色見は若干鈍くなります）

中扇面・右側破り継部分（花鳥折枝金型打） 破り継中扇面   左側部分拡大へ 中央部分拡大へ この辺りの中央に銀ノゲ 破り継中扇面 源氏物語絵巻風 桜草（芝桜） 松枝・紅葉・水引

灰色に極淡く施されておりますのは、燻銀ぼかしです。やや強く輝いて見えますのが銀の大切箔ノゲです。 左上側に鈍金色に見えますのが金小切箔､右上の方に見えます桃色紙片に施されているのは青金の大小切箔となります 銀ノゲは銀大切箔に紛れて見えにくいのですが、写真上端やや左寄り辺りに確認出来ます。

破り継中扇面（クリックでもとの一覧画面へ） 破り継中扇面（台紙部分）

銀灰色に淡く滑らかに光っていますのが､燻銀ぼかしです。やや強く輝いて見えますのが銀の大中切箔です。 中央上側に鈍い金色に見えますのが金小切箔､右下の方に見えます茶褐色に点々と見えておりますのが粗い金砂子になります。 銀ノゲは右上の方と影となって見えにくいのですが、写真下端のやや左側「蝶・千鳥」の右側に鈍い銀色で微かに確認出来ます。 赤紫と銀灰色のぼかしに地色は極淡い灰桜色で施されております。

破り継中扇面(クリアファイル無での金銀の輝く様子) 破り継中扇面

破り継中扇面　赤色系４（三色霞ぼかし） 其のままでの撮影です、上側から右上に掛けての部分は光の為に少し黄色く写っております。上弦の薄黄色い部分はボカシではなく鳥の子色の透過の部分です。 左上側の石竹色(やや青味の明るい桃色)部分には金大小切箔と細かい金砂子が撒かれております。 （実際には下側の明るい部分の見え方と同様で陰にある金銀も輝いて見えますす。）

花鳥折枝金型打部分の拡大  中扇面・左側破り継部分  破り継中扇面　赤色系４ 左側破り継部分 花鳥折枝金型打の 輝く様子 松枝・草藤・蝶・千鳥 薄・女郎花 破り継中扇面　赤色系４ こちらの写真では銀ノゲの様子が確認し易くなっていると思われます。銀ノゲの左側には千鳥と蝶々が確認できます。

溪雨資料館にて”一部やや難あり”のものを　２２００〜３３００円（税込）でお分け致しております。数に限りが御座いますのでご了承ください。