料紙　（1尺２寸×1尺６寸5分）　　　　　　　　　　　　
　清書用、雁皮紙　具引、濃色、縦横筋入
　　　光琳風金銀ボカシ、金銀砂子振り、ローラー　

金銀ボカシの中に粗い金銀の砂子を散した装飾料紙が使われております。
予め吸い込み止めをしてある紙に､具引しておりますので下敷無しで書がかけます。
通常は染紙よりもかなり筆の抵抗感がありますが､さらりとした書味と為ります。勿論金銀ボカシの上にも墨が沈む事無く書が書けます。

写真をクリックすると部分拡大が御覧に為れます。

左上部には外ぼかし光琳雲風の、右下部には内ぼかし光琳雲風に､金銀ぼかしをしております｡写真では分かり難いのですが、細かい金銀ボカシの中に粗い金銀の砂子を心地よく散しており、実際の見え具合はもう少ししっくりと見えております。 少し大きく白く光って見えておりますのが粗い銀砂子です。細かい霧状の物が銀ボカシです。金も同様です。

全懐紙

光琳風金銀ぼかし 濃朱赤色	光琳風金銀ぼかし 濃丁子茶色
細かく光っているのは金銀ぼかしです やや大きく光っているのが砂子です	細かく光っているのは金銀ぼかしです やや大きく光っているのが砂子です

上記の外に、青ｸﾞﾚｰ、からし、緑ｸﾞﾚｰが御座います。