元永古今・帖

元永古今風御手本用・帖　（８寸３分×６寸）　　　　　　　　　　　　

　　　御手本用綴葉装（元永本古今和歌集）
平安時代の古筆は数多くの物があるが、中でも元永本古今集は使用されている料紙の美しさ、其の装丁の仕方が素晴らしく、しかも古今和歌集最古の完本として高く評価されております。勿論筆跡の美しさは云うまでも無く、当時の調度手本として大変優れた物であったと思われます。この手本は上下巻の大和綴で装丁されております。

さて其の料紙についてでありますが、平安朝の貴族の間で持て囃された唐紙と金銀の大小切箔砂子ノゲなどを撒いた料紙をふんだんに使っており、装丁にも一定の法則が施されております。料紙は表側に具引唐紙若しくは具引空摺りを施し、裏面には同色の具引または染たものに金銀切箔砂子ノゲを撒き、きらびやかな両面加工の料紙としてあります。
色は白・黄茶・赤茶・紫・草色などの濃淡を用いており、其の組み方にも工夫が凝らされております。

装丁は、見開き5枚の料紙を一重ねにし、真中で谷折にして糸綴じしたものを１帖として、是を２０帖重ねて表紙をつけて更に糸綴じして１冊とした物が、上下二巻で作られております。この一帖分は同一柄５枚の料紙で組まれており、然も同一色の濃中淡に白２枚を加えた５枚で構成されております。更に見開きにした際、左右の項が統一性を持つよう５枚の料紙を重ねる際にも、表・裏・表・裏・表と重ねて一折帖とする凝り様です。
即ち、一折帖は１０枚２０項で構成され、見開き項が、濃色・中色（唐紙）、中色・淡色（切箔砂子）、淡色・白（唐紙）、白・白（切箔砂子）、白・白（唐紙）、是を逆に繰り返す、というように統一色のグラデーションを持ち、唐紙と切箔砂子を交互に繰り返す統一性を持っております。
又､使用されている唐紙柄は１５種類あり、白雲母または黄・茶雲母で柄出した物及び空摺りした物とが有ります。尚､上巻第１０折帖のみ黄茶（丸唐草）白（小唐草）とに分けられております。

　御手本用帖　両面加工料紙；表面=具引唐紙・裏面=具引砂子

本御手本用1冊は、９色・18種類・36項の料紙で構成。表紙付
1冊は9枚の色違いの両面加工料紙からなり、同一柄3枚の唐紙を二つ折りにし、是を３柄で３帖重ねて表紙を付けて糸綴じしたもの。
本人の練習用として利用するか、或はお弟子さんのお手本用としてご利用頂けます。

清書用　元永古今風帖（１２色・２４種類・４８項の料紙で構成、柄織絹張り見返し料紙の表紙付、桐箱入り）も僅かですが御座います。
　　　
　　　　　　

お手本用綴葉装表紙

（深緋色；　中華唐紙　）

見返し料紙

（煉瓦色；　唐紙料紙　）

手本用　　厚口　具引き淡色・中色若しくは濃色、表裏同色。表面具引唐紙は３柄、色違いの１８種類で構成｡写真は綴葉本の一部を抜粋
唐紙料紙　（古代茶色　煉瓦色；　丸唐草　）資料館価格　1冊　５２００円（税別）	具引料紙　（水グレー色　煉瓦色；　全面金砂子　）資料館価格　1冊　５２００円（税別）	唐紙料紙　（浅緑色　水グレー；　七宝紋　）資料館価格　1冊　５２００円（税別）
唐紙料紙（桜色　薄小豆色；　花襷　）	唐紙料紙（米寿色；　丸唐草　）	唐紙料紙（白緑色；　七宝　）資料館価格　1冊　５７２０円（税込）

唐紙料紙

（鳥の子色；　花襷　）

全臨用料紙

（全色セット；上巻前編）

全臨用料紙

（全色セット；上巻・後編）
　　

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元永古今集・帖

溪雨資料館にて”一部やや難あり”のものを　２，８００円（税込）でお分け致しております。数に限りが御座います（残り２冊です）のでご了承ください。
数に限りが御座いますので、お越しの祭には予め御問合わせ頂く事をお勧め致します。
正規品の清書用については､お近くの書道用品店でお求めになれます｡
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手本用　　厚口　具引き淡色・中色若しくは濃色、表裏同色。表面具引唐紙は３柄、色違いの１８種類で構成｡写真は綴葉本の一部を抜粋
唐紙料紙　（古代茶色　煉瓦色；　丸唐草　）資料館価格　1冊　５２００円（税別）	具引料紙　（水グレー色　煉瓦色；　全面金砂子　）資料館価格　1冊　５２００円（税別）	唐紙料紙　（浅緑色　水グレー；　七宝紋　）資料館価格　1冊　５２００円（税別）
唐紙料紙（桜色　薄小豆色；　花襷　）	唐紙料紙（米寿色；　丸唐草　）	唐紙料紙（白緑色；　七宝　）資料館価格　1冊　５７２０円（税込）