あだなをはよしよりとつけ
させたまふ
御
61
たびにいでて ねしとこごとに
いひてしを よしよりおもへ こころは
たけぬ
さへき人さへきあれとかかす
62
あめよりも たもとなきみ
と、なりぬべし たへぬなみだ
に くちぬべければ
屏風ゑにゆきふれると
こころあり
63
しらゆきと みはふりぬれど
(あたらしき、はるにあふ
こそ うれしかり
けれ)
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安多那遠波與志與利止川計
左世多万不
御
61
堂比爾以天々 禰志止己々止仁
以飛天志遠 與志與利於毛部 己々呂者
多計奴
左部幾人々々々安礼止加々春
62
安免與利毛 堂毛止那幾美
止、奈利奴部之 堂部奴奈見多
耳 久千奴部遣礼者
屏風恵爾由幾不礼留止
己々呂安利
63
之良由幾止 美波不利奴礼止
(安多良之支、波留仁安不
己所 宇礼之可利
遣礼)
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