重之集 染紙『群飛雁』全面金銀砂子振 (清書用臨書用紙)
染紙 薄茶『群雁』全面金銀砂子振 花鳥折枝金銀袷型打 (半懐紙)
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左上側部分 染紙 薄茶 全面金銀砂子振 花鳥折枝金銀袷型打 染紙全面金銀砂子振 花鳥折枝金銀袷型打は実物とは異なります。 染紙『群飛雁』の花鳥折枝の柄違い代用品です。 |
重之集 書 |
花鳥折枝金銀袷型打 柄を見やすくしたもの |
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右上側部分 染紙 薄茶 花鳥折枝金銀袷型打 枝松・柳・葦・千鳥など |
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(染紙) 花鳥折枝金銀袷型打 群雁描写前のもの |
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右下側部分 染紙 薄茶 花鳥折枝金銀袷型打 葦・千鳥など。実物にはこの位置には萱があります。 |
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重之集 書 縦6寸7分、横1尺5分5厘 染紙『群飛雁』全面金銀砂子 第十二紙 歌番号は重之集での通し番号 青色文字は使用字母
「與」は「与」とすることも。 「个」は「介」とすることも。 「礼」は「禮」とすることも。 ( )黄色文字は次項にあり せうよう 逍遥;気ままにあちらこちらを廻ること。 ふな 舟;舟の古称。 102 漕ぐ舟に今朝より(袈裟懸けにして)掛けていた藤浪は、夜でさへ見える程のものであったのだなあ。 103 年を経る毎に昔は遠くなって行くけれど、心外なことばかりで疲れ、心が閉ざされるような思いを呼び起こさせる秋が(来なくても良いのに)亦も来てしまいましたよ。 う 憂かり;「憂しくあり」の約。元は連用形の語尾「く」に動詞「あり」を付属させてできた形の約「かり」になりさらに「し」の抜けたもの。憂鬱である。情けない。 やど 宿り;旅先などで一時的に泊まる場所。宿。 104 何処かにか心も飛んで行ってしまったようで宿にて目を覚ましたが、花の咲いていない里(華の無い里)では住み辛いものですよ。 吹く風に梅の香りがやってきて、 105 まだ花の咲いていない我が家でさへも梅の花が香ってきますよ、もしかして隣の梅の花を風が訪ねて来たのだろうか。 106 梅の枝に気分が晴々しないほどに降り積む雪を見て、春が来たと評判の立つような、まさか花だなんて言わないでおくれよ。 ほそかわどの 物憂い;なんとなく気が進まない。心が晴れやかでない。 な だ 名立て;評判が立つようにすること。 ![]() ![]() |
みなもとのしげゆき とうぐうぼう とねりのつかさ
源重之;平安中期の歌人で、左馬助・相模権守を歴任、三十六人歌仙の一人として旅の歌を好んで残している。春宮坊の舎人監の役人の筆頭者として、皇太子の護衛に当たっていた時、後の冷泉天皇となる皇太子に奉った百種は、現存する最古の百種歌となっている。生年及び没年不詳。〜1000年頃と考えられている。
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