一條摂政集練習用臨書用紙

練習用　臨書用紙（6寸×1尺）60枚入り　　　　　　　　　

一條摂政御集　枡形冊子の小型本（4寸３分5厘×4寸5厘）　
一條摂政伊尹公（謙徳公＝藤原伊尹；ふじわらのこれまさ）の家集で、『大鏡』や『奥義抄』などにもその存在が伝えられております。伝西行筆とされていますが、西行筆と伝えられる古筆に比べ流暢な仮名遣いで、小さな枡形の中にすとんと旨く収められて居り、書風も途中で変わっていて数人の手によるものと思われる節も御座います。類似の書体も少なく確かなことは分かっておりません。
また家集の最後に、後に藤原定家が書き加えたとされる伊尹の歌２首が御座います。

歌は194首が有り前篇に41首、後篇には153首が詠われています（内２首は重複してあり）。然も前篇は通常の家集と異なり、詞書を物語風に書込み、大蔵史生倉橋豊景なる人物に扮して恋歌の贈答に仕立ています。後篇は伊尹直筆の家集を書写したものではなく、伊尹の歌の他にその関係者の歌も含まれることから、おそらく平安後期の能書きが編纂及び書写したものと思われます。
詳しくは縣治郎氏の解説書に有りますが、それによると一条天皇の御代、正歴二年～長保元年の約8年ほどの間であろうとしています。

元々の料紙は楮の染紙で、薄黄茶の両面加工が使われています。後に表紙見返しに紙面保護の為に付けたと思われる砂子切箔振りの料紙が有ります。
この冊子の装丁はちょっと変わっておりまして、料紙を三、四枚ずつ折畳み、十四折を重ねて表裏に表紙を附けて二か所を糸で綴った大和綴じの豆本です。処が一折一折が同じ様にして在る訳では無く、小口より袋綴じの如く糊付けをしてある個所や糊付けなく一枚の両面に墨付をして有る箇所などが有ります。（詳細はこちらを参照して下さい。）

下の写真は、昭和初期の摸本です。


３０項・２９項	８項・７項	６項・５項	４項・３項	２項・１項表題	表紙

清書用	奥付・謙徳公略歴	118項・117項	６６項・６５項	５４項・５３項	練習用

練習用　臨書用紙（6寸×1尺）60枚入り　２６４０円（税込）色は薄黄茶一色です。
楮紙製染紙　両面染まっておりますが、加工は表面のみです。原紙はパルプ混合の楮紙製で、本楮紙の物に比べて透明感は少なくなります。裏面にも墨は乗りますが、書き味はやや異なります。本練習用1冊で全臨でき、上記枡形冊子の小型本1冊の作成が可能です。
（但し、表紙用紙はご自身でご用意下さい。又は当社の表紙用紙《楮雁皮厚口染紙1枚2２0円》をご利用下さい。）

正規品６０枚入になります

ネットショップへ

一条摂政集

　　　１冊２６４０円（税込）

練習用　臨書用紙（6寸×1尺）60枚入り　２６４０円（税込）色は薄黄茶一色です。
本練習用1冊で全臨でき、上記枡形冊子の小型本1冊の作成が可能です。

資料館限定販売となりますが、やや難ありの品練習用仕上６0枚入り１，３２０円（税込）。
色には偏りが御座います。（下記電話でのみの受付となります）
数に限りが御座いますので、お越しの祭には予め御問合わせ頂く事をお勧め致します。
正規品の清書用については､お近くの書道用品店でお求めになれます｡
正規品の価格についてはこちら
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ご注文は　ＴＥＬ（086‐943‐8727）、又はにて