清書用 破り継 豆扇面
(縦×横;3寸5分5厘×5寸4分5厘)
紅葉(一葉)
昔はよく紅葉の葉をしおりに使っていました。青葉から落葉まで、その時々の移ろいを本に収めて読書の友として重宝していました。今ではすっかり自然のしおりなど見かけなくなりましたが、ふと開いた古い本に見つけた時など、手折った当時の香りが蘇ってきます。ところで、しおりの語源をご存知ですか、元々は『枝折(しおり)』からきています。山で迷わない為に、行く先々で枝を折って帰りの際の道しるべとしたことから転じて、案内するものが『栞(しおり)』となったそうです。本の場合栞といえば備え付けの紐が一般的ですが、短冊状の紙片も良く使われます。まだ備え付けの紐が無かった頃の本では、手折った一枚の葉が、読みかけのページの道しるべでした。干からびた灰色の葉を見つめて、再び料紙によみがえらせてみました。
白台紙以外の色柄ピースを7枚使用しております。(通常の小扇面では3から4枚です)
― | | | ↓ 縦 3 寸 5 分 5 厘 (約10.8cm) ↑ | | | ― |
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|―――――→ 上弦(長弦);5寸4分5厘 ←―――――| |――――→下弦(短弦);2寸4分5厘←――――| . (上弦約16.5cm・下弦約7.4cm) |
下弦〜弧天辺 |
紅葉したもみじで、秋の小さな飾りつけです。 初秋に見つけた小さい秋はんとなくウキウキするものです。 通常の白台紙(七宝)です。金箔に付いている格子の線は、 布目入れの跡です。 |
左上部分;台紙(七宝)と花鳥折枝金型打ちの一部です。 花鳥折枝金型打ちが見え辛くて申し訳御座いません。手に取れば、ちゃんとご覧いただけます。 |
資料館限定販売となりますが、一部やや難ありの品〜良品 300円〜660円(税込)。色柄には偏りが御座います。
数に限りが御座いますので、お越しの祭には予め御問合わせ頂く事をお勧め致します。
正規品の清書用については、お近くの書道用品店でお求めになれます。
紅梅(赤系) | 紅梅(赤系) | 楓(赤系) | 普通タイプ(緑系) |