清書用 破り継 小扇面
(縦×横;4寸3分×9寸5分)
枯野原(マイマイ)                         
茶色の色々を見てイメージするのはやはり秋ですね。華やかな色とりどりの秋、香りと味の稔の秋、なんとなく物悲しさを漂わせる愁いの秋。どの秋も皆其々に魅力が有りますよね。昔の人は、季節の移ろいに散り際の美しさと儚さを見て、人生の黄昏時に我身の振り方を算段していたのかも知れませんね。枯野原と云えば、季語は冬ですからもう秋も終わりの頃のすっかり冬支度を整えた草原の様子なので、ちらほらと名残の果実が実をつけてはいても何処となく寂しさを感じるものです。枯野を見ていつも連想するのは、『旅に病んで夢は枯野を駆け巡る』の句。若いころにはただ授業で習っただけの句でした。処が年を重ねる度に味わい方が変わってきました。やりたいこと、遣れなかったこと、やり残したこと・・・、時の移ろいと共に経験を蓄えて、果てなき焦燥の思いがオーバーラップして耳のうらっ側で駆け巡ります。しゃりーほー、しゃりーほー。はてさて残された時を如何にして算段いたしましょうか。

白台紙以外の色柄ピースを11枚使用しております。(通常の小扇面では3から4枚です)               

創作破り継 小扇面 『枯野原』 茶系


















|―――――→                上弦(長弦);9寸5分                 ←―――――|
|――――→  下弦(短弦);4寸4分  
←――――| .
下弦〜弧天辺

資料館価格 1200円(税込)

創作破り継 小扇面 『枯野原』 茶系   拡大 小扇面 『枯野原』 茶系 右下草枯れ部分 拡大
茶色の濃淡の弧の重なりで枯野の丘を表しております。
巻貝のマイマイに見えるのでマイマイとしました。
上側が通常の白台紙(梅花紋)です。
右下破り継部分;
風渡枯野と花鳥折枝金型打ちの一部です。
花鳥折枝金型打ちが見え辛くて申し訳御座いません。手に取れば、ちゃんとご覧いただけます。


資料館限定販売となりますが、一部やや難ありの品〜良品 800円〜1,600円(税込)。色柄には偏りが御座います。
数に限りが御座いますので、お越しの祭には予め御問合わせ頂く事をお勧め致します。
正規品の清書用については、お近くの書道用品店でお求めになれます。

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春霞(緑系)   要(赤系)


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