伊勢集 重ね継『西瓜』(清書用臨書用紙)
伊勢集第二十五紙料紙、重ね継『グレーの簾』の部分の清書用臨書用紙になります。伊勢集そのものには裏面にも歌が書かれておりますが、表面のみの加工ですので表面のみの使用と御承知おきください。裏面にも墨入れをすることは可能ですが、裏面を使用するには力量が必要となります。裏面の臨書には同じ料紙をご利用頂くか、白具引料紙(花鳥折枝)をご利用下さい。
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重ね継 『西瓜の葉』 花鳥折枝金銀袷型打 | 伊勢集 書 |
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伊勢集 書 縦6寸7分、横1尺5分5厘 現物(西本願寺本) 第四十五紙 両面加工の料紙を使用して綴じた帖です(見開き)。 歌番号は伊勢集での通し番号 青色文字は使用字母 解釈(現代語訳)へ
かにひ 雁皮;がんぴの古称。とのことであるが不詳。今でいう沈丁花の仲間の藤もどきとも云われる。(色は濃からねど藤の花に似て) 音羽山;京都市山科区と滋賀県との境にある山。歌枕。北側は逢坂山に続いている。音羽山から北東に向かって川が流れ琵琶湖に注ぐ。 坂本;滋賀県大津市にある比叡山の東麓の地名で延暦寺の門前町。日吉神社や西教寺、また坂本城址等もある。 (現在の比叡山坂本と音羽山とは少し地理的には離れている。音羽山は大津市の南西にあるので地理的な位置関係が正しいかどうかは不明、 記述時点で記憶が曖昧であったか、当時音羽山の山麓に坂本という地域が存在していたのかもしれない。) ページ 解説及び使用字母へ |