清書用 破り継 小扇面
(縦×横;4寸3分×9寸5分)
月夜の晩に(月夜野〜暁月夜)
秋の夜長とと申しますと、満月とススキ或は虫の声を思い浮かべる方も多いと思います。いやいや私はやっぱりお団子ですよ!とおっしゃる方も居るとは思いますが、満月とお団子って何時頃からセットに為ったんでしょうね。三日月に月見団子はあまり聞かないですもんね。やっぱりまあるい団子を満月に喩えて、望月をパクリ、『吾満ち足りたり』とささやかな幸せを噛みしめたのでしょうか。何はともあれ、宵の口の三日月にももう少し気を廻してみて下さい。日によって形や大きさが変わり、昼間の喧騒が静けさと虫の声に変わる頃、通り過ぎる風がふと運んできた面白い発見が有るかも知れませんよ。あなかしこ。あなかしこ。亦、暁にはよく歌も歌われており、古今和歌集にも『有明のつれなく見えし別れより暁ばかり憂うきものはなし』とあります。
自然の営みに感動するのか、はたまた恋のうたかたに心を置くのか、貴方なら何方がお好み?。
白台紙以外の色柄ピースを9枚使用しております。(通常の小扇面では3から4枚です)
― | | | ↓ 縦 4 寸 3 分 ↑ | | | ― |
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|―――――→ 上弦(長弦);9寸5分 ←―――――|
|――――→ 下弦(短弦);4寸4分 ←――――| . |
下弦〜弧天辺 |
淡色の青色系で宵の口の三日月を表しております。右下側が通常の白台紙(花亀甲紋)です。 | 右下破り継部分; 青く霞む山並みと花鳥折枝金型打ちの一部です。 花鳥折枝金型打ちが見え辛くて申し訳御座いません。手に取れば、ちゃんとご覧いただけます。 |
資料館限定販売となりますが、一部やや難ありの品〜良品 800円〜1,600円(税込)。色柄には偏りが御座います。
数に限りが御座いますので、お越しの祭には予め御問合わせ頂く事をお勧め致します。
正規品の清書用については、お近くの書道用品店でお求めになれます。
春霞(緑系) | マイマイ(茶系) |