三十六人集 貫之集 上 飛雲ぼかし 清書用臨書用紙 (半懐紙)  戻る 『貫之集・上』 臨書用紙 一覧へ

装飾料紙 飛雲ぼかし 全面金銀砂子(小石砂子)振  花鳥折枝金銀袷型打

装飾料紙 貫之集・上 飛雲ぼかし 『金銀砂子振』 花鳥折枝金銀袷型打 (三十六人集) 臨書用紙 第九紙

貫之集・上 飛雲ぼかし 『金銀砂子振』 書手本 (三十六人集)
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 装飾料紙 飛雲ぼかし 金銀砂子(小石砂子)振り  花鳥折枝金銀袷型打
苅安染の地に橡色の飛雲を右項左項それぞれ二ヶ所飛ばし、花鳥折枝金銀袷型打を施した装飾料紙になります。
写真は半懐紙の為、臨書手本よりも一回り大きくなっております。
装飾料紙
臨書用紙 半懐紙
 
 臨書用紙 染紙 右上側部分装飾料紙 貫之集・上 飛雲ぼかし 『金銀砂子振』 花鳥折枝金銀袷型打 (三十六人集) 右上側部分拡大 臨書用紙 

右上側部分


貫之集・上 第二十四紙 書手本 装飾料紙 飛雲ぼかし 『金銀砂子振』 花鳥折枝金銀袷絵 (三十六人集) 右上側部分拡大
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 染紙 飛雲ぼかし 全面金銀砂子(小石砂子)振 右上側部分 
花鳥折枝金銀袷型打は金泥と燻銀泥を使用して袷絵としております。燻銀泥は焼銀ではなく煤その他を混ぜて燻銀風に仕上げたものになります。葎・松枝・桜草(芝桜)・千鳥・蝶
装飾料紙
臨書用紙 半懐紙
 
 臨書用紙 染紙 右下側部分
装飾料紙 貫之集・上 飛雲ぼかし 『金銀砂子振』 花鳥折枝金銀袷型打 (三十六人集) 右下側部分拡大
臨書用紙

右下側部分


貫之集・上 第二十四紙 書手本 装飾料紙 飛雲ぼかし 『金銀砂子振』 花鳥折枝金銀袷絵 (三十六人集) 右下側部分拡大
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 染紙 飛雲ぼかし 全面金銀砂子(小石砂子)振 右下側部分 
苅安染の地に橡色の飛雲が二ヶ所施されております。花鳥折枝金銀袷型打は金泥と燻銀泥を使用して袷絵としております。燻銀泥は焼銀ではなく煤その他を混ぜて燻銀風に仕上げたものになります。松枝・芒・紅葉・女郎花・千鳥
装飾料紙
臨書用紙 半懐紙
 
 臨書用紙 染紙 左上側部分
装飾料紙 貫之集・上 飛雲ぼかし 『金銀砂子振』 花鳥折枝金銀袷型打 (三十六人集) 左上側部分拡大
臨書用紙

左上側部分


貫之集・上 第二十四紙 書手本 装飾料紙 飛雲ぼかし 『金銀砂子振』 花鳥折枝金銀袷絵 (三十六人集) 左上側部分拡大
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 染紙 飛雲ぼかし 全面金銀砂子(小石砂子)振 左上側部分 
苅安染の地に橡色の飛雲が二ヶ所施されております。花鳥折枝金銀袷型打は金泥と燻銀泥を使用して袷絵としております。燻銀泥は焼銀ではなく煤その他を混ぜて燻銀風に仕上げたものになります。(桜草・草藤・松枝・千鳥)
飾料紙
臨書用紙 半懐紙
 
 臨書用紙 染紙 左下側部分装飾料紙 貫之集・上 飛雲ぼかし 『金銀砂子振』 花鳥折枝金銀袷型打 (三十六人集) 左下側部分拡大 臨書用紙
 
左下側部分


貫之集・上 第二十四紙 書手本 装飾料紙 飛雲ぼかし 『金銀砂子振』 花鳥折枝金銀袷絵 (三十六人集) 左下側部分拡大
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 染紙 飛雲ぼかし 全面金銀砂子(小石砂子)振 左下側部分 
花鳥折枝金銀袷型打は金泥と燻銀泥を使用して袷絵としております。燻銀泥は焼銀ではなく煤その他を混ぜて燻銀風に仕上げたものになります。
柳・ススキ・女郎花・千鳥・茅
装飾料紙
臨書用紙 半懐紙
 
 書手本 染紙 右上側部分貫之集・上 第二十四紙 書手本 装飾料紙 飛雲ぼかし 『金銀砂子振』 花鳥折枝金銀袷絵 (三十六人集) 右上側部分拡大 書手本

右上側部分


装飾料紙 貫之集・上 飛雲ぼかし 『金銀砂子振』 花鳥折枝金銀袷型打 (三十六人集) 右上側部分拡大
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 染紙 飛雲ぼかし 全面金銀砂子(小石砂子)振 右上側部分 
花鳥折枝金銀袷絵は金泥と銀泥を使用して袷絵となっております。三十六人集の料紙には金銀袷絵が多い事から、燻銀泥は焼銀ではなく、銀泥に少量の金泥を混ぜた色銀泥だったのかも知れません。松枝・葎・桜草(芝桜)・千鳥・蝶
装飾料紙
書手本 6寸7分×1尺5分
  
 書手本 染紙 右下側部分貫之集・上 第二十四紙 書手本 装飾料紙 飛雲ぼかし 『金銀砂子振』 花鳥折枝金銀袷絵 (三十六人集) 右下側部分拡大  書手本

右下側部分


装飾料紙 貫之集・上 飛雲ぼかし 『金銀砂子振』 花鳥折枝金銀袷型打 (三十六人集) 右下側部分拡大
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 染紙 飛雲ぼかし 全面金銀砂子(小石砂子)振 右下側部分 
花鳥折枝金銀袷絵は金泥と銀泥を使用して袷絵となっております。三十六人集の料紙には金銀袷絵が多い事から、燻銀泥は焼銀ではなく、銀泥に少量の金泥を混ぜた色銀泥だったのかも知れません。芒・紅葉・松枝・千鳥・茅
装飾料紙
書手本 6寸7分×1尺5分
 
 書手本 染紙 左上側部分貫之集・上 第二十四紙 書手本 装飾料紙 飛雲ぼかし 『金銀砂子振』 花鳥折枝金銀袷絵 (三十六人集) 左上側部分拡大  書手本

左上側部分


装飾料紙 貫之集・上 飛雲ぼかし 『金銀砂子振』 花鳥折枝金銀袷型打 (三十六人集) 左上側部分拡大
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 染紙 飛雲ぼかし 全面金銀砂子(小石砂子)振 左上側部分 
花鳥折枝金銀袷絵は金泥と燻銀泥を使用して袷絵となっております。三十六人集の料紙には金銀袷絵が多い事から、燻銀泥は焼銀ではなく、銀泥に少量の金泥を混ぜた色銀泥だったのかも知れません。蓼・千鳥・草藤・松枝
装飾料紙
書手本 6寸7分×1尺5分
 
 書手本 染紙 左下側部分貫之集・上 第二十四紙 書手本 装飾料紙 飛雲ぼかし 『金銀砂子振』 花鳥折枝金銀袷絵 (三十六人集) 左下側部分拡大 書手本

左下側部分


装飾料紙 貫之集・上 飛雲ぼかし 『金銀砂子振』 花鳥折枝金銀袷型打 (三十六人集) 左下側部分拡大
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 染紙 飛雲ぼかし 全面金銀砂子(小石砂子)振 左下側部分 
花鳥折枝金銀袷絵は金泥と銀泥を使用して袷絵となっております。三十六人集の料紙には金銀袷絵が多い事から、燻銀泥は焼銀ではなく、銀泥に少量の金泥を混ぜた色銀泥だったのかも知れません。(柳・女郎花・芒・千鳥)
装飾料紙
書手本 6寸7分×1尺5分
 
 銀燻銀袷型打部分
装飾料紙 貫之集・上 飛雲ぼかし 『金銀砂子振』 花鳥折枝金銀袷型打 (三十六人集) 部分
花鳥折枝
銀燻銀袷型打部分


 貫之集・上(三十六人集) 染紙中色 花鳥折枝金銀袷型打 書手本
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 花鳥折枝金銀袷型打部分拡大 装飾料紙
臨書用紙 半懐紙
 



臨書手本

三十六人集 飛雲ぼかし 『金銀砂子振』 書手本拡大 (貫之集 上)  解説・使用字母へ
 飛雲ぼかし  書手本 第二十四紙 縦6寸7分、横1尺5分5厘 
 
歌番号は貫之集での通し番号                               青色文字は使用字母            解説・現代語訳へ

   (人いでて春ののにあそぶ)

269

 (はるふかく なりぬる時の のべみれ)
*1
 ば、くさのみどりも いろこかりけり


   川邊の青柳 松
270
 まつをのみ ときはとおもへば よととも
 に、ながれて水も ときはなりけり

271
 やなみれば 河風いたく ふくときぞ
 なみの花さへ おちまさりける

272
 あめふると 吹松風は きこゆれど、いけの
 みぎはも まさらざりけり


   をむなどもあまた秋ののに
   ゐで花みたるところ

273
 はなのいろは あまたみれども 人
 しれず、はぎの下葉ぞ ながめられける

   女のもとに男いたりてをば
   なのしたにたてり
274
 ふくかぜに なびくをばなを うちつけに
 まねくそでかと おもひけるかな




    (人以天々春能々爾安曾不)
269
 (者留不可久 奈利奴留時乃 々部美禮)
 者久左乃美止利毛 以呂己可利个利


    川邊乃青柳 松
270
 末川遠能美 止支八止於毛部波 與止々毛
 爾、奈可禮天水毛 止支波奈利个利

271
 也奈美禮者 河風以多久 不久止支曾
 那三乃花左部 於知末左利个留

272
 安女不留止 吹松風者 幾己遊禮止、以希乃
 美支波毛 末左良左利个利


    遠无奈止毛悪末多秋乃々爾
    為天花美多留止己呂

273
 波奈乃意呂波 安末多美禮東毛 人
 志禮数、芳支能下葉曾 奈可女良禮个留

   女能毛止爾男以多利天遠波
   奈乃之太爾多天里

274
 布久可世爾 奈比久越者奈遠 宇知川个爾
 末禰久曾天可止 於毛比
个留可奈


( )*1は前項にあり。
「禮」は「」とすることも。
「爾」は「尓」とすることも。
「个」は「介」とすることも。

「與」は「与」とすることも。

 
          現代語訳                      解説            解説・使用字母へ

   人が外に出て春の野辺で遊んでいろ所

269

「春深くなりぬる時の野辺見れば 草の緑も色濃かりけり」
春も闌になった頃の野辺を見れば、草の緑も色濃くなっていることよ。


   川邊の青柳 松
270
「松をのみ常葉と思へば世と共に 流れて水も常盤なりけり」
松だけを常緑と思っていたが、世の中と共に時は流れて、同様に流れる水も又永久不変のものであったなあ。


271
「梁見れば河風いたく吹く時ぞ 波の花さへ落ち勝りける」
梁場を見てみると河風が激しく吹いている時にこそ、波の花は数多くが散り落ちていることよ。


272
「雨降ると吹松風は聞こゆれど 池の汀も増さらざりけり」
雨が降ると吹いている松風の音は聞こえて来るけれども、池の水際でも水嵩が増さることはないのだった。


   多くの娘たちが秋の野辺に出かけて
   花を見ているところで

273
「華の色は数多見れども人知れず 萩の下葉ぞ眺められける」
花の色は数多く見られるけれど人に知られない様にして、萩の下葉を眺められることよ。


   女の元に男がやって来て尾花の下に立っている

274
「吹く風に靡く尾花を打ち付けに 招く袖かと思ひけるかな」
風が吹いたので靡く尾花を見て軽率にも、手招きをする袖かと思ってしまったことよ。



 

269

(春も真っ盛りになった頃の野辺に目を遣ると、草原の緑も随分と色濃くなっていることよ。)との意。
かりけり;…たことよ。…たなあ。形容詞ク活用「色濃し」の連用形活用語尾「かり」に過去の意の助動詞「けり」の終止形。詠嘆の意を込めて、これまで有ったことに今気が付いた意を表す。

270
(松だけを常に緑で永遠のものだと思っていたが、世の中の変化と共に時が流れる様に同じようにして流れる水もいつも変わらぬ永遠のものであったのだなあ。)との意。

ときは                                       ときは
常盤;常に変わらないこと。永久不変。樹木の葉が一年中緑であること。(常葉)
ときは;「常盤(常葉)」と「時は」との掛詞。

271
(流れを堰き止める梁場では、河風が激しく吹いている時ほど波の花が数多く舞い散っているようですよ。)との意。

波の花;波の白い泡や飛沫を花に例えていう語。
ける;…たことよ。…たなあ。過去の助動詞「けり」の強意の係助詞「ぞ」を受けての連体形「ける」。詠嘆の意を込めて、これまで有ったことに今気付いた意を表す。

272
(雨が降ると松の木の鳴らす松風の音色は自然と聞こえてくるのだけれども、池の水際でさへも水嵩が増えている様子は見られなかったことよ。)との意。松風はうら寂しい音に聞こえるので雨=涙、汀=袖を連想させる。

みぎは
汀;水際
ざりけり;…ないのだった。…なかった。打消しの助動詞「ず」の連用形「ざり」に過去の助動詞「けり」の終止形。

273                                           すね
(秋の野の花の色が数多く見られる様に娘達の色気も色々見られるが、こっそりと脛から下が選り取り見取りに眺められることよ。)との意。

はぎ;「萩」と「脛」との掛詞。


り;…ている。…てある。完了の助動詞「り」の終止形。確定した動作・作用の結果が継続している意を表す。四段動詞の已然形、若しくはサ行変格活用動詞の未然形だけに付く。その他の動詞には同じ意の「たり」が付く

274  なび すすき
(風に靡く芒の白い穂を見て、行き当たりばったりで不本意にも、恋人が手招きをしている袖と勘違いしてしまいましたよ。)との意。逸る気持ちを詠んだ歌。

打ち付けに;深い考えなしに。軽率に。だしぬけに。形容動詞ナリ活用型「打ち付け」の連用形「打ち付けに」。

 

ときは                          ときは              ときは
常盤;松、杉など葉の色が常に緑色であること(常葉)。永久不変なこと(常磐=「とこいは」の約で、永遠に変わらない大岩の意)。

やな                               せき                                やなす
簗;川の瀬などで魚を捕るための仕掛け。石や木などで堰を作り一か所に流れるようにして、其処に流れ来る魚を簗簾に落とし込んで生け捕るもの。簀に打ち上げられた魚を捕獲する。簀棚の代わりに筌を用いた筌梁、簀に穴を開けて壺を付けた壺簗、魚を導く樋を付けた樋梁、網袋を付けた網梁などがある。

なみ はな                                     かたまり うたかた
波の花;冬の日本海沿岸に見られる波による白い泡の飛散った小さな塊。泡沫。岩礁などに打ち砕けた磯波が、強い季節風を受けた荒波によって泡状に湧き立つもので、冬の海に生息するプランクトンの生み出す粘性によるものと考えられている。海ほどではないが、同様のことが河川や湖沼でも起こる。

みぎは
汀;水際、水に接する辺り。「汀まさる」で川の水が増し、岸に溢れることの喩で、涙がとめどもなく流れること。

 をばな
尾花;ススキの花穂。

 
打ち付けに;にわかに思い立って。気まぐれに。だしぬけに。



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