天の川(綺羅星のロマン) 全懐紙(1尺6寸5分×1尺2寸)
鳥の子製 破り継(新柄タイプ)
大中小切箔金銀砂子を散した装飾料紙が使われております。
西本願寺三十六人集の中の合流する川面を天の川に見立てた場面。年に一度、離れ離れの二人が一緒になれる逢瀬の縁を表現しています。古の人々は遠い天空の星星に思いを馳せて、其々の星空を眺めていたようです。
天の川の破り継に、遊び心を練り込んで見ました。届かぬ思いを歌に詠んだ古の人々も多かったのかもしれません。想像力を膨らませる、天空のロマンを感じ取って頂ければ幸いです。
白台紙以外の色柄ピースを106枚使用しております。(通常の全懐紙では5から9枚です)
破り継料紙です。
料紙を張り合わせた物ですので、ぬれた物を乗せることは出来ません。
写真をクリックすると部分拡大が御覧に為れます。
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天の川1 三十六人集の天の川をモチーフにした物です。淡目の色で比較的書を載せやすくしております。 |
天の川・綺羅星部分 七つの星を配してみました。裏返しで見ると柄杓星の形に見えます。 6枚のピースで一つの星を表現しております。中々細かい作業です。 |
右上部分拡大 彼方へ消えてゆく川の流れを破り継で表現してみました。 |
わっ華星部分 土星をイメージして頂けますでしょうか。 天の川紺色部分には、細かな羅紋柄を施してあります。 |
中央部分 台紙 具引唐紙-梅花紋 大きな金箔は3〜4ミリ角。 小さな箔は1〜1.5ミリ角です。点々と見えるのは金砂子です。 |
紅梅 | 渚 | 紅葉 | 竹庭 | 天の川 | 貫扇赤系1 |
ピース其々の拡大は後ほど行う予定です。
牡丹(花輪) | 潮騒(青系) | 紅葉の吊橋 | 枯山水 | 藤の華 | 貫扇茶系1 |
紅梅2 | 牡丹(黄花輪) | 紅葉2 | 竹庭2 | 天の川2 | 貫扇青系1 |
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