潮騒(内なる水のざわめき) 全懐紙(1尺6寸5分×1尺2寸)
鳥の子製 破り継(新柄タイプ)
大中小切箔金銀砂子を散した装飾料紙が使われております。
夏至を過ぎて暫くすると、茹だる様な暑さが身を包み、是でもか之でもかと体力を奪ってゆきます。ジージーと鳴く蝉の声が更に暑さを掻き立てて、冷たい水への思いを一層強く感じさせられてしまうのは私だけでしょうか。海へ行くと身も心も開放的になります。広い空間と、何処までも何処までも限りなく続く海の水が、ちっぽけな自分をより一層感じさせてくれるからでしょうか。でも決して何をしても許されるとは思わないようにしましょう。潮騒は、見えずともそこに海を感じさせてくれます。又いろんな物へ思いを馳せさせてくれます。水の中は一体どうなっているのか、あの向こうには何があるのか?。とかですね。
ゆらゆらと歪んで見える波模様と、めがねを通して見た水中の様子を、貝とヒトデと海藻で表現してみました。波の音を感じ取って頂けると幸いです。
白台紙以外の色柄ピースを140枚使用しております。(通常の全懐紙では5から9枚です)
破り継料紙です。
料紙を張り合わせた物ですので、ぬれた物を乗せることは出来ません。
写真をクリックすると部分拡大が御覧に為れます。
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潮騒1 中央辺りを広くあけて比較的書を載せやすくしております。 |
台紙は、楕円七宝紋 資料館参考価格 1枚49,500円(税込)
海底部分 ゆらゆらと揺れる波紋の様子を、薄水色の羅紋柄のピースで表現してみました。ヒトデと巻貝、それに二枚貝の連なりでダンスを表現してみました。お判り頂けますでしょうか。 |
海中部分 上側には、ゆらゆらと揺れる昆布を、その下には左下から続く二枚貝のダンスで海中の楽しさを感じ取って頂けるでしょうか。 |
ヒトデ部分 ヒトデの肩で踊る巻貝君。その周りで踊る二枚貝たち。 二枚貝を交互に連ねて、フォークダンスを表現してみました。 |
右上部分 判り難いのですが、二枚貝の下方に巻貝がいるのが、お判り頂けますでしょうか。 |
紅梅 | 渚 | 紅葉 | 竹庭 | 天の川 | 貫扇赤系1 |
ピース其々の拡大は後ほど行う予定です。
牡丹(花輪) | 潮騒(青系) | 紅葉の吊橋 | 枯山水 | 藤の華 | 貫扇茶系1 |
紅梅2 | 牡丹(黄花輪) | 紅葉2 | 竹庭2 | 天の川2 | 貫扇青系1 |
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