吊橋(紅葉のかずら橋) 全懐紙(1尺6寸5分×1尺2寸)
鳥の子製 破り継(新柄タイプ)
大中小切箔金銀砂子を散した装飾料紙が使われております。
秋もたけなわに為ると山々の木々は、一層美しさを増してきます。晴れ渡った空と、澄み切った空気が更に鮮やかさを演出します。紅葉真っ盛りの渓谷にかずらの吊橋をあしらい、深山渓谷の風情を破り継に表現してみました。谷を挟んで異なる木々を配して、彩の競い合戦を演出しております。其々の感性で木々の装いの移り変わりを感じ取って頂けたら幸いです。
白台紙以外の色柄ピースを418枚使用しております。きちりと糊代を合わせて其々を張り合わせないと、絵柄として成り立たなくなります。この枚数に為ると製作に約2ヶ月を要します。(通常の全懐紙では5から9枚です)
破り継料紙です。
料紙を張り合わせた物ですので、ぬれた物を乗せることは出来ません。
写真をクリックすると部分拡大が御覧に為れます。
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紅葉2 中央辺りを広くあけて比較的書を載せやすくしております。 |
台紙は、花菱・丸唐草 資料館参考価格 1枚93,500円(税込)
黄葉部分 色付いた樹冠の重りを想し、手前には立木を、左奥には山肌の木々を表現してみました。 山肌に沿ってやや白っぽくくねって見えるのが、林道、お判り頂けますでしょうか。 |
紅葉部分拡大 谷に張出した梢の移ろいを、感じ取って頂けるでしょうか。 奥は、遠山連山をイメージした物です。 |
つり橋部分 渓谷に架かる、かずら橋をモチーフにした物です。蔓の捻り毎に ピースを貼合わせています。足下より透けて見える川面を感じとって頂けたら幸いです。 |
右上崖部分 判り難いのですが、茶グレーの崖を表現した上側に道が付けられているのがお判り頂けますでしょうか。 |
紅梅 | 渚 | 紅葉 | 竹庭 | 天の川 | 貫扇赤系1 |
ピース其々の拡大は後ほど行う予定です。
牡丹(花輪) | 潮騒(青系) | 紅葉の吊橋 | 枯山水 | 藤の華 | 貫扇茶系1 |
紅梅2 | 牡丹(黄花輪) | 紅葉2 | 竹庭2 | 天の川2 | 貫扇青系1 |
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