牡丹(花輪) 全懐紙(1尺6寸5分×1尺2寸)
鳥の子製 破り継(新柄タイプ)
大中小切箔金銀砂子を散した装飾料紙が使われております。
牡丹の花を題材にした花輪です。立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は・・・。と美しい人の譬えに用いられてきました。花の命は短くて、美しい時はそう長くは続かないことの喩えでしょうか。牡丹の花も同じように早くに散ってしまいますが、記憶の中では美しいまま残しておくことは可能です。絵や写真は、それを補助してくれます。或いは文字も同じです。美しく綴られた書は感動の瞬間をより鮮やかに甦らせてくれます。咲き競うだけでなく、和をイメージして破り継に表現してみました。
出雲の国、宍道湖から注ぐ中海には大根島がぽっかりと浮かんでいますが、そこはかの季節に為るとそれはそれは見事に彩られます。そうです、知る人ぞ知る牡丹の島なのです。今ではあまり見かけなく成りましたが、その昔は、牡丹の苗を背に背負ってあちらこちらを売り歩くたいそう美人の小母ちゃん達が、四方山話に花を咲かせている姿をよく見かけたものでした。
見る人其々の感性で華やいだ季節を感じ取って頂けたら幸いです。
白台紙以外の色柄ピースを210枚使用しております。(通常の全懐紙では5から9枚です)
破り継料紙です。
料紙を張り合わせた物ですので、ぬれた物を乗せることは出来ません。
写真をクリックすると部分拡大が御覧に為れます。
|
花輪2 中央辺りを広くあけて比較的書を載せやすくしております。 |
台紙は、抱鶴唐草 資料館参考価格 1枚69,300円(税込)
花輪部分 花輪中央部分の色台紙の柄は左奥薄茶の方が、小唐草。 右手前ベージュ色が四菱紋、左下には牡丹の葉をあしらっております。 華芯は字を載せやすいよう色台紙とし、花弁で環を表現してみました。 |
結界部分拡大 羽衣の境界線の奥には桜の園でしょうか、それとも桃源郷でしょうか。或いは秘密の花園?、もしかしたらヘブン!!。 自由な発想で覗いてみて下さい。 |
左下葉部分 牡丹の葉、新芽展開時の赤茶紫の柔らかな葉をイメージしてみました。 |
花輪部分(八重) 花輪の中は色台紙のみでをすっきりさせた物です。 花輪内側の色台紙部分の柄は、花襷です。 |
紅梅 | 渚 | 紅葉 | 竹庭 | 天の川 | 貫扇赤系1 |
ピース其々の拡大は後ほど行う予定です。
牡丹(花輪) | 潮騒(青系) | 紅葉の吊橋 | 枯山水 | 藤の華 | 貫扇茶系1 |
紅梅2 | 牡丹(黄花輪) | 紅葉2 | 竹庭2 | 天の川2 | 貫扇青系1 |
半懐紙はこちら
半懐紙はこちら |